電池材料の粒度分布管理による、電池性能の向上
鉛蓄電池は多くの機器や装置に組み込まれています。例えば、自動車には起動用バッテリーとして使用されており、フォークリフトや潜水艦などの短時間で大電流を要するものにも搭載されています。電池の性能は電池容量やクーロン効率などで決定づけられ、それらは電池材料の粒子径に影響されます。
鉛蓄電池の2つの電極は、鉛と酸化鉛で構成されます。酸化鉛は、鉛から2回の酸化工程を経て製造され、その後の焙焼工程において酸化度の指標となる粒子径が変化します。
酸化鉛の粒度分布
アプリケーションの優位点
- サンプルの前処理が不要
- 乾式分散器RODOSによる、信頼性の高い試料分散
- 煩雑な洗浄や試料の前処理を低減
- 異なる酸化鉛粉末でも、同じ測定条件を適用可能
- 3回測定が1~2分で完了
- 優れた測定再現性
- 高感度測定により、品質の変化を確実に検出
ユーザーのメリット
- 時間のかかる化学分析の代わりに、酸化度の制御が可能
- プロセス制御に必要な結果がすぐに得られる
- 高い品質目標が達成される
- 他のサプライヤーや顧客との比較可能性が高い
代表的な装置構成
(Sympatec英語サイト内ページへ遷移します)