HOME > 製品 > フィーダー > INHALER

DPI、MDI、ネブライザー、ポンプスプレー及び圧縮ガススプレーなどで発生するエアロゾルの粒子および液滴サイズをINHALERで測定

INHALERは、噴霧式定量吸入器(MDI)、ドライパウダー吸入器(DPI)、ネブライザー、スーパーファインミスト吸入器(Soft Mist™ Inhaler | SMI)など、あらゆる種類の吸入器の性能検査や開発に使用できる多目的なアダプターです。レーザー回折式HELOS/BRと組み合わせることで、0.25µmから875µmまでの粒子径のミストやエアロゾルの粒度分布を測定することができます。

INHALERの中心となるコンポーネントは、ベースユニットとともに、測定チャンバーとソフトウェア制御の陰圧コントロールユニットで構成されており、吸引流量を正確にコントロールします。マウスピースが斜めになっているネブライザーも、センターユニットの傾き補正機能により、垂直に設置させることができます。豊富なシステムコンポーネントにより、さまざまなアプリケーション条件やさらなる分析要求に対応することができます。

注入口|計測ゾーンの前

  • Eマウスピース:アプリケータに正確にフィットするホルダーとマウンティング
  • 個々の固定にはシリコン化合物から製造可能
  • 延長シリンダー:マウスピースと測定量の間の距離を調整するためのもの(スペーサー)
  • 90°ガラスベンド管 -:喉のシミュレーション、プレセパレータを使用した場合の水平設置位置
  • DPI用プレセパレータ:キャリアー材料と測定対象の有効成分を分離するためのもの(Fine Particle Fraction | FPF)

吐出側|計測ゾーンの後

  • ベンチュリーメーター :空気の流量を正確に測定
  • 微粒子コレクター :定量・定性分析のために気流中の有効成分を回収 │ 最大200 l/minの流量で超微粒子分離による高い信頼性を実現
  • 洗浄ボトル : 最大60 l/minの流量ですべての粒子を回収または分離
  • 真空ポンプ : in vitroシミュレーションに必要な様々な流量と通過条件に対応した体積流量を確実に生成 │ 20~200 l/minの体積流量を正確に制御するニードルバルブ

真空ポンプは、吸引される息をシミュレートし、INHALERシステム内を陰圧にすることで、空気の流れを制御します。流れの抵抗が少ない吸入器(一般的にはMDIやネブライザ)の場合、ベンチュリーノズル内の差圧を測定することで流量を測定し、制御します。流量抵抗の大きい吸入器(DPIなど)の場合は、絶対圧を測定して制御します。ボリュームフローと周囲の温度、相対湿度、アプリケータの傾き等すべての測定で記録されます。

角度のついた接続部(誘導ポート)を介して、異なるタイプのカスケード・インパクター(Andersen Cascade Impactor (ACI)、Next Generation Impactor (NGI)など)を吐出側に接続し、それぞれの測定方法の相関性を示すことができます。
アプリケーションソフトウェアでは、毎秒最大2,000個の粒度分布の統合測定または時間分解測定が可能で、圧力損失や異なる流量との相関関係における吐出性能など、高度に動的なプロセスを検出、測定、表示することができます。